こんばんは。ソムリエのらきてぃっちです。
[本記事のターゲット]
ティスティングについて知ろう
ティスティングを知ることは、ワインの奥深さを学ぶことにもつながります。自分の好みを知る手掛かりにもなり、ワインの魅力をさらに深めることにもつながります。ティスティングは日本語でいう「利き酒」のことで、要するにワインの香りや味を確認する行為です。その産地ごとの特徴産地の違いによる風味の違いを感じとるのは、ワイン好きにとっては楽しい時間です。
基本的なティスティングの方法を覚えて、多くの銘柄にトライしてみてください。
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ティスティングの基本とは?
ワインの品評会で採用されるティスティングのやりとりを簡単にまとめてみました。
- 自身の体調が良好であること。これは何にでもいえることですが、健康でなければ正確な判断はできない。
- ティスティングに適した環境を整えておく。ティスティングに適した環境は白もしくはクリーム色のクロスがあり、明るくニオイのない静かな部屋。
- 室内温度も言ってしまえば、20度で湿度60%。参加者自身も香水や整髪料などニオイの強いものに身につけることは禁物。
- ティスティングするワインは温度を一定にして、グラスは専用のものを使用。複数のワインをティスティングする際は、口直し水はパンを用意しておく。
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ティスティングの手順とは?
- 白いテーブルクロスなどをバックにグラスを傾け、色を確認する。
- 一度、香りを確認してから、ワインをグラスの内側で2度3度回転させ、香りをたてる。
- グラスを鼻までもっていき、ワインの香りを確認
- 少量のワインを口にふくみ、舌で転がすように、風味を確認。最初の口あたりも要チェック
- 口の中に空気を吸い込みワインと混ぜる。
- ワインをゆっくり飲みこみ、凝縮感、後味、余韻を確かめる。
ティスティングと一口にいっても、ワインに関わる立場によって目的は大きく異なる。例えば、醸造にかかわる人の立場によって、目的は大きく異なります。例えば、醸造に携わる人によっては、現場での決定的な判断基準となり、醸造技術的な観点の知識と訓練が必要です。
また、流通に携わる人にとっては、品質の良しあし、表示の適正、保存状態など、販売に値する酒質の確認という観点でのティスティング技術が必要となります。
さらにソムリエを含む飲食関係者はワインを購入し、流通させるので、商社と近いイメージがありますが、お客に伝え、料理との相性を的確に伝えるという役目もあり、その表現力が問われることになる。それゆえ、ソムリエ資格を取得するうえでティスティング能力は最も重要な課題の一つです。