おはようございます。ソムリエのらきてぃっちです。
今日は、昔は吉祥寺のカフェロシアくらいでしか、楽しめなかったジョージアワイン(旧グルジア)ですが。
’ピロスマニ”をテラスモール湘南のサミットで発見
してしまいました。いや、びっくりサミットいいセンスしてるなあ。ジョージアのワインの中には、伝統的な陶器に入ったワインがあるのです。そのひとつがピロスマニ。クレオパトラが好んだことから「クレオパトラの涙」と言われるこのジョージアのワイン。
ワイン発祥の地??ジョージア(旧グルジア)
ジョージアは、黒海に面したロシアの南西、もう、イランやトルコなどアジアすら見えてきそうなコーカサス地方にある国で隠れたグルメな国です。食文化的には旧ソとは言え、美味しい位置です。首都は”トビシリ”グルジアはロシア語読みなので、ジョージアと英語読みみたくしたそうですよ。
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実は、約1万年前に、現在流通しているワインの多くの原材料を占める、ヨーロッパ系品種のヴィニフィラ種が出現した場所と言われています。
「ピロスマニ」というワインは、19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した、ジョージアの画家である、
ニコ・ピロスマニ氏がワインの名前由来
「ピロスマニ」というワインは、19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した、ジョージアの画家である、ニコさんが名前の由来。ジョージア東部のアラザニ渓谷は、有数のワイン産地となっています。
ジョージア土着品種であるサぺラヴィを100%使用
中甘口の赤ワイン。独特の香り高い果実味は、内側を蜜蝋でコーティングした、クヴェヴリと呼ばれる壺の中でブドウを発酵させたことによるもの。鮮やかで輝きのあるルビー色のワインは、見た目にも舌にも楽しむことができる、素晴らしいものです。
驚くほどの果実味とアンティークなボトル
アンティークでざらつき思わせる陶器のワインボトルで、これだけで原価上がってしまいそうですが、1000円台で購買できるというコスパも最高なワインです。
ピロスマニ・ティスティングノート
ピロスマニを抜栓した瞬間、クロアチアのテランと同じようにフルーティな香りが一面に広がります。
開けた瞬間の香りは、酸味を感じますが、一口含むと溢れ出る果実味に驚きました。また、とても、柔らかい口あたりで、カシスやブラックベリー、バラの香り。タンニンはマイルドながら強いです。時間の経過と共にシナモンやカラメルの香りも出てきます。「赤ワインは苦手」という女性や初心者にもかなり飲みやすいかと思います。「甘い」といっても、砂糖みたいな付け加えた甘さではなく、葡萄の果実味から出る甘さです。いつも辛口の方はたまにはいいと思います。フィニッシュにはほろ苦さも感じられます。何度口に含んでも、新鮮な果実味を感じることができるうえ、”悪酔いしない”=飲みごろのものを提供している。ので、何杯でも飲んでしまいそうです。
お値段以上に多くの表情があるワインです。個人的にもこのジョージアは魅惑のグルメ国なので、是非トライしてください。