ソムリエのらきてぃっちが説明するワインのついてのet cetera(エトセトラ)

白ワイン

こんばんは。ソムリエのらきてぃっちです。

今回はワインについての素朴な疑問を紹介。

ワイン用ぶどう

ソムリエ資格を持っていると意外と大人になって、友達が聞けそうで聞けない質問をしてきます。

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A.高いワインは美味しい?

価格をおいしさはイコールでなはいので注意です。高価なワインは素晴らしい出来栄えのものが多いですが、人の嗜好の問題にも大きく左右されるので、品質と値段は別ですね。

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B.希少なワインとはどんなワイン

これは、クロアチアみたいな生産量の少ないワイン、ブルゴーニュもしかりです、ボルドーなら格付けが高い、人気が高いワインというのが、一般的ですよ。また、あたり年や市場の評価にも左右されますよ。

C.ワインを寝かせて保存するのはなぜか

これはよく瓶を起こしたまま保存している人もいると思いますが、コルクを乾燥させないようにするためです。コルク栓は乾燥すると収縮し、そこから空気が入ってワインの酸化を招いたり、コルクスクリューを差し込んだ時にくずれやすくなってしまう。なので、コルクでなければ立たせてOK.

D.スクリューキャップとコルク栓。ワインの違いは?

コルク栓は現在希少、それ自体の値段が高くなっています。良いワインほど、コルク栓は長く、安いのが、短いです。スクリューキャップは合成でやすくできるので、早く飲むワインのほとんどが、合成コルクになっています。

E.甘口ワインと辛口ワイン。味が違うのはどうして?

ブドウ果汁の糖分が酵母の働きによって、アルコールと炭酸ガスに分解される発酵。その際に糖分をアルコールに変える時間で決まります。残糖分ゼロなら、辛口。糖分を残すくらいなら甘口です。

F.飲む残したワインの保存方法

なるべくワインが空気に触れないように保存すると2,3日は、冷蔵庫にて保存が可能。コルク栓をして、ラップで巻いたり、小瓶に移し替えるといいですよ。また、市販のバキュバン(空気抜き)を使えば、1週間くらいはいけます。

G.安いワインをおいしく飲むコツ

例えば、白ワインはキンキンに冷やすと味の雑味が目立ちにくくなります。赤ワインなら、なるべく空気に触れさせることです。1日置けば、酸化して、酸味が抜けてとがった味わいがまろやかになります。

H.ワインにする葡萄は普通に食べている葡萄と違う?

ワイン用のブドウは糖度と良く嫌われる酸味ですね。これが両方必要なのです。いつも、自分たちが食べているブドウは、店頭に並べても傷まない丈夫さや、果実の粒の大きさ、形のよさが大切な要素。また、食べている時に良い香りと思えても、ワインになると好ましくならない場合もあります。

I.ワインを1本造るには、どのくらいの量をブドウを使うのか?

よく飲んでいるレギュラーサイズ?750MLでは、1キロのブドウが必要です。

J.ティスティングの流れ

これを知っていると結構、かっこいいですよね。自分が働いていた時に成宮さんがいらっしゃって、カッコよく決めていました。

  1. まずは、ソムリエが運んできたワインが注文したワインかをラベルや説明から確認
  2. ソムリエがコルク栓を抜き、グラスに少量を注いでくれるので、ホスト(注文した人)がティスティング(コルク栓に渡された場合は香りを確認)
  3. 最後に、微笑んでOKですと。言ってくれました。

K.ワインの持ち方は?

ワイングラスの細長い「脚」と呼ばれる部分は、体温でワインの温度が変わってしまうのを実は防いでいます。レストランで出されるワインは温度しっかり管理しているはず?なので、この脚の部分を指先で持って下さい。

L.ワインを注がれるの時の注意は?

グラスはテーブルに置いたまま、注がれるのを待つことです。よく持ち上がる方がいらっしゃいましたが、NG。

M.グラスの回し方にマナーや決まり?

基本的にはないですが、グラスの脚をもち、グラスからワインがこぼれないように内側に向かって、揺らしてまわす。

それでは、ラックノッチ。クロアチアのおやすみなさい。