ネクタイ発祥の地、クロアチア=クラヴァト(CRAVAT)起源は?

今日はクロアチア人の有名な発明品を紹介します。令和元年の新社会人もこれを付けると社会の一員になったと期待と不安を入り混じった気持ちを感じるているはずです。そんなビジネスシーンに欠かせないあるファッションアイテムです。そうです。ネクタイです。結構、びっくりですよね。

クロアチア旅行の土産にも!ネクタイ発祥の地、クロアチア

クロアチアは、首の巻き物またはネクタイは自分たちが発明したと主張しているが、実際、クロアチアの兵士たちは17世紀にこのファッションでひと際目立っていた。これは戦いや長旅に出る前に女性が安全を祈って、男性の首の周りにスカーフを巻いて送り出す習慣があったと言われています。

「ネクタイ」を意味する言葉でトルコやヨーロッパで使われている「クラヴァト」も、クロアチア人を意味する「クロアト(トルコ語はフルワト)」がフランス語に派生して生まれた言葉です。ヨーロッパでは、クラヴァトと聞くと、クロアチアが連想され、これがどこの起源かすぐわかります。

 

また、クロアチア兵は様々は軍隊に加わっていたので、互いにクロアチア兵だと分かる目印ともしていました。クラヴァト(ネクタイ)は、戦場からこれを見たルイ16世が宮廷に持っていきました。

そして、一般社会へと、移り変わりの激しい社会ファッションの中でしっかりと定着しました。今は公式の場では欠かせないものとなり、私たちが社会の中で責任のある態度をとる意思表示を示すものとなっています。

このクラヴァトという言葉はおそらくペルシャ語からきているのではないかという説が有力です。

ペルシャは(イラン)は7000千年の歴史を有し、古代文明のど真ん中に位置しています。メソポタミアと地中海文明、それに中央アジア・インド・中国など。従って、そこは常に東洋と西洋の相互交流の場となっていたのです。紀元前2000年以降、アーリア人がインド亜大陸に向かい、そこで先住民と混血して、民族、文化、言語を変えていったのですが、出発したのはこのペルシャでした。このヘレニズム文化は仏教にも影響を与え、日本にも到達しています。

中世になって、ペルシャ語はアジア共通の言葉となりますが、特にシルクロードでは商用語となりました。マルコ・ポーロも中国ではペルシャ語を使っています。

古代ギリシャとペルシアの戦いは、東西の和解は無理だという神話を生みましたが、先に勃興したのは、ペルシャであり、そこは知識と文化の温床でありました。

クロアチア人、自称フルヴァトィは、スラブ民族ですが、フルヴァトイという名はスラブ民族ではありません。それらはおそらくペルシャ語です。黒海付近でイラン民族はかつて、スラブ人と一緒に住んでいたことがあるのです。イランとスラブのミックスですからね。カッコよすぎるひと多いですよね。