現在、船積みまでのコンテナ貨物の流れについて投稿しようと記事作成中なのですが、先に一個、トピックを挙げさせて頂きます。
キャリアーズパック、シッパーズパックについてです。
コンテナ貨物はコンテナに貨物に貨物を詰め込む当事者の区別から、船会社がバンニングする場所をキャリアーズパック(carrier’s pack)、荷主側がバンニングする場合をシッパーズパック(Shipper’s pack)と呼んでいます。
FCL貨物の大部分はシッパーズパックの形態をとるので、B/LにもShipper’s packという文言もよくご覧になっているかと思います。これは貨物の生産工場の梱包・荷捌き施設あるいは荷主の倉庫または海貨業者の上屋などで荷主、あるいは荷主が委託した海貨業者の責任と荷主の費用負担でバンニング作業が行われ、CYへ横持ち(dray)され、船会社に引き渡しされます。
*シッパーズパックの中には、埠頭地区で港運海貨の上屋でコンテナ詰めされるフォワーダーズパック(forwarder’s pack)、あるいは混載業者の混載施設(consolidation depot)でコンテナ詰めされるコンソリデーターズパック(consolidator’s pack)も含まれます。
以上、余談でした。