こんばんは。海事代理士のらきてぃっちです。
4086(DRYコンテナ)と4096(ハイキューブコンテナ)違い
船会社から発行されるBLには,40’86GP(DRY)、40’96HQなどと表示されていることがありますが、よくわからないですよね。ドックレシートも最近はNACCSを使って送信しているのが、ほとんどなので、NACCSで使っている表示がそのままされてきたりします。
これは40は40フィートというのはわかると思うのですが、’86GPや’96HQなどは何を表しているのでしょうか
数字の40フィートの後ろにあるGPやHQ(ハイキューブ)には
- GP/General Purpose=一般的な貨物
- HQ/High Cube=通常のコンテナと比べて高さが1フィート高いもの
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高さを1フィート足している理由
なぜ、コンテナの高さを1フィート分、高くしているのでしょうか?その理由は体積です。1フィート高いことで、40フィートコンテナ全体で300ほど体積が増えます。
HQコンテナは、軽量でかさばりやすいもの、例えば、アパレル品などを輸送する時に活用されます。しかも、輸送料金は4086(GP)とあまり変わりません。実際、86(GP)が使用されること自体かなり減ってきています。
40フィートのGPとHQの違いはコンテナの高さにあります。
GP86=一般貨物、HQ=体積を必要とする貨物の輸送に便利。
GP,HQの輸送料金はほとんど変わらない。