こんにちは。ソムリエのらきてぃっちです。雑誌やメディアで最近話題のオレンジワインがとりあげられていますね!
今回はクロアチアのオレンジワインをとりあげてみます。
オレンジワインという言葉を聞くとブドウでなくて、オレンジで作ったワイン?などと思ってしまいますが、
オレンジワインを一言で言うと、「白ブドウ」を「赤ワインの製法」で造ったワイン。
白ワインは白ブドウをつぶした後、種や果皮を取り除いてから発酵させます
一方赤ワインは黒ブドウをつぶした後、種や果皮も一緒に発酵させた後にワインのみを抽出します。オレンジワインはブドウの果皮を長時間漬けこむことで、 果皮の香りやコク、旨みが抽出され味わい深いワインです。
詳細はクロアチアオレンジワインの紹介のあとで書きたいと思います。
今回紹介するワイン
Veralda Ambra Istarska Malvazija 2015
ヴェラルダ アンブラ イスタルスカ マルヴァジア
これを見ると「アンブラ」Ambraと書いてありますが、これはオレンジワイン発祥のジョージアで代表的での名称から来ています。
さすがはジョージアここにも起源があった。ジョージアでは「アンバーワイン」とも呼ばれているから。そこからでしょう。
Veraldaがクロアチアオレンジワインのワイナリー名
クロアチアオレンジワインを手掛ける、ベラルダファミリーワイナリーは、33ヘクタールのブドウ畑と5ヘクタールのオリーブ果樹園があるイストリア最大のワイナリーの1つで、
この地域で最高品質のグランドクリュワインと最高品質のオリーブオイルを生産しています
。
Istarska Malvazija イスタルスカ・マルヴァジア
これは、ご存じ?の通りクロアチアイストラ半島の白ブドウ品種であるマルヴァジアですね。クロアチア初めてだと当然、どれがワイナリー名でどれが品種名だかさっぱりわからないですよね。もとはギリシャ原産のマルヴァジアは古代ローマ時代に持ち込まれました。
イストラ半島はクロアチアを代表する美食の街で首都のザグレブでもイストラ料理の専門店がたくさんあるほどです。クロアチアとスロベニアの国境にまたがった小さな半島で、味わい深い小都市がぎゅっと詰まった「イストラ半島」。日本ではあまり耳慣れない地名かもしれませんが、ドブロブニクやザグレブに負けない魅力がたっぷり。
クロアチアイストリアオレンジワイン:テイスティングノート
琥珀色の光沢のあるゴールデンイエロー。ドライフルーツ(イチジク、アプリコット)、キャラメル、紅茶、コーヒー、蜂蜜の香りと、シナモンやコリアンダーなどのスパイスの香りが感じられます。コーヒーの燻した感じがして、白ブドウの範疇を超えた多彩な個性を感じます。
味わいはリッチで口の中に凝縮していますけど、重くはなく、果実味もあり、やはりフィニッシュは白ワイン。バランスのとれた新鮮さとフレッシュな長さがある。とてもよくできたワイン。
ただ、ちょっとアルコール15パーセントで少しアルコールがたつかなあ。
赤ワインと白ワインの提供温度の中間くらいでサーブして、少し大きめのグラスで空気に触れさせて深みを出していきましょう。
フードペアリング:ローストダック、ミックスグリル、スモーキー料理にぴったりです。やや軽めの肉料理やバーベキューの野菜料理とかに合います。
スロベニア産の鹿肉のサラミを小田原産のマグロ生ハムがお供
こで、頂いたお供がなんとも贅沢でワインにはぴったりなんですね。
”スロベニア人”からの頂きもの”鹿肉のサラミ”コバシッツァ
鹿肉のコバシッツァの一種です。
コバシッツァはいわゆるソーセージで、サラミは”čajna kobasica”チャーニャ・コバシッツァといいます。
いや、本場感と迫力を感じる肉でした。ワインともちょうどいい相性だと思います。食べ応えがあって、まだ、歯ごたえと噛み締めた時の味わいが脳裏にあるほどです。鹿っていうのが、なんともいいですね!
旧ユーゴでは当たり前ですが、日本人だとちょっとマイナーで。
小田原産?クロアチアでも名物のマグロの生ハム
小田原さかなセンターで買える大人気の低温で燻製したマグロの生ハム。これも赤身のボディのある魚を燻製にして、グレードと味わいの深みを加えた生ハム。いくらでも食べられそうになってしまいました。スロベニア産に鹿肉はほぼ、一生食べられないかもしれませんが、このマグロ生ハムは毎日食べたいな~。
まぐろや
本マグロを中心に、品質の良い大トロ・中トロ・赤身の刺身や、
マグロの希少部位であるホホ肉、ノド肉、カマトロ等を販売。
通信販売では、にんにく風味が食欲をそそるマグロのガーリックたたき、秘伝のタレで48時間、芯までじっくり漬込んだ金目鯛の味噌漬け、冷燻法で、低温で燻製したマグロの生ハムなどが人気です!新しいマグロの味わいを知ってみたい方はぜひ
熱く、小田原まぐろとスロベニアの鹿肉のコバシッツァを語っていましたが、本題はオレンジワインでしたね。最後にオレンジワインについて触れておきますね。
オレンジといっても『柑橘のオレンジ』で造られている訳ではありません!では一般的な白ワインや赤ワインとは一体どう違うのでしょうか?
オレンジワインとは?
ここ数年で一気に広がりを見せている「オレンジワイン」。ワイン通の中でも、その新しい味わいに虜になってしまう人が続出。自然派ワインを好む人からも注目されており、赤ワイン・白ワイン・ロゼワインに続くワインとして人気になっています。
今までのワインとは一味違う、オレンジワインとは?
オレンジワインの製造法や使われる品種、トレンドとなった理由を解説していきます。
オレンジワインが人気になった理由
オレンジワインの発祥地はらきてぃっち超おすすめのジョージアでした。さすがとしかいいようがない。ジョージアはワイン造りに長い歴史があり、様々なワインを造っている中の一つにオレンジワインがありました。しかし、当時は旧ソ連の支配下にあったことからオレンジワインが国際的に市場に出回ることはありませんでした。
そんな中、ジョージアで造られていたオレンジワインにインスピレーションを受けたのがイタリアのグラブナー氏やラディコン氏。彼らは90年代にはじめてオレンジワインを完成させました。このオレンジワインが高く評価されたことをきっかけに、他の国々でもオレンジワインが造られるようになりました。同時にジョージアで造られたワインの流通も盛んになり、今の人気に至ります。
オレンジワインの製法
「オレンジワイン」という名前から、オレンジから造られたフルーティーなワインが想像できますが、オレンジワインは白ブドウから造られているワインです。
オレンジワインを一言で言うと、「白ブドウ」から「赤ワインの製法」で造られたワイン。
白ワインは白ブドウをつぶした後、種や果皮を取り除いてから発酵させます。一方赤ワインは黒ブドウをつぶした後、種や果皮も一緒に発酵させた後にワインのみを抽出します。
赤ブドウの鮮やかな色は、この製法による黒ブドウの果皮からできています。
オレンジワインは、この赤ワインの製法により造られたもの。
白ブドウから造られているのにオレンジになるのは、赤ワインの製法のように種や果皮を一緒に発酵させることから来ています。
オレンジワインに使われるブドウ
オレンジワインでは、白ワインと同じく白ブドウが使われます。
その中でも、アロマティック品種といわれる白ブドウを使って造られているものが多くあります。
アロマティック品種とは、そのブドウ特有の香りが際立つ品種のこと。アロマティック品種の白ブドウによる豊かな果汁の香りと、その白ブドウからできるワインの香りが近いというのも特徴です。なので、ブドウもリースリングとかゲヴェルツトラミネールなんかも使われいるものも秀逸ですよ。
クロアチア産のオレンジワイン気になる方は是非、通販で買ってくださいね。
https://modric19.com/32-croatiawine-vino