Dobro Vecer !(ドブロ・ヴェーチェル)こんばんは!海事代理士のらきてぃっちです。
今回、紹介するのは、バルカンフード。日本人にもなじみやすいと思われる、バルカン風ハンバーガーのクロアチア風ハンバーグ「プレスカヴィッツァ・アイヴァール&カイマック」
クロアチア風ハンバーグ(ハンバーガー)”プレスヴィッツァ”
まず、語源的には”プレス”なので、つぶしたつまり、ひき肉をつぶして、こねた様子をいうものと思われます。
クロアチアだけでなく、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニア、アルバニアなど、主に肉主体のセルビアやコソボなんかでも食べます。
まあ、バルカンの多くの場所、それからブルガリアだとキョフテっていったり、スペインならアルボンディガスが近いか?言い方は違えど、それぞれ、大きなハンバーガーが出てきます。彼ら、体も大きくなりますよね。ハンバーグはプライパンではなく炭火っぽく、グリル盤で焼くので、ハンドメイド感が伝わってきますよ。
でも、毎日食べるには胃がもたないかもしれません。言葉の響き的にもファーストフードでも日本人受けしそうなので、ネオ屋台村とかであったら面白いなと思いますし、やってみたいですね。バリエーションもたくさんあります。
特徴は3種のひき肉を使う(牛、羊、豚)
これはまあ、2種でもいいのですが、3種使うのが、美味しいレシピです。もちろん、宗教によって、使う肉は違ってくると思います。特に、旧ユーゴスラビアはたくさんの宗教をもった人たちが集まった国でした。それによって、用いる素材は若干、違ってくると思います。 個人的にはラムは好きで、それに良質の牛肉の脂身を少し加えて、ジューシー感と旨みを出していました。プレスカヴィッツァの上に、のせるバルカンらしい食材があります。
クロアチア、ユーゴの鉄板食材”アイヴァール”&”カイマック”
どの言葉もバルカンっぽくっていいですね。
アイヴァールはナスと赤パプリカからつくる野菜ジャムみたいなもので、トマトではなくて、パプリカってところで、バルカンの個性を感じます。これ、肉系のソースだけでなく、ホタテとか魚介系とも合います。万能のソースです。
カイマック、 これは、フレッシュチーズとバターのあいこのみたいな感じのものです。カッテージチーズとバターをミキサーに混ぜて、作っていました。
本場ではギリシャのピタパンっぽく挟んだり、かなり、ジャンボサイズですね。(日本人向けならもう少し、エレガントにした方がいいかもですね。)まあ、ずっと陸続きではあるので、土地土地で違えど、似たものはあるかもしれません。特にバルカンは東西十字路ですからね…..
材料
- 肉(牛、羊、豚)ミンチ 250g
- 玉ねぎ 半分
- レモンの皮 気持ち半分くらい削る
- パン粉 20cc
- 水 20cc
- 卵 1個
- にんにく 1片
- チリパウダー 小さじ半分
- クミン 小さじ半分
- パプリカ粉 小さじ半分
- 塩適量
さらにアイヴァールソースをかけ、上にカッテージチーズ のせてできあがり!作るには、パプリカとナスをオーブン焼きにして、パプリカの皮を剥いで、ミキサーにかけます!
手作りは結構な時間を要しますので、まずは、プレスカヴィッツァを作って、アイヴァールは普通に購入にしてみて下さい。個人的にはアイヴァール本当におすすめですね。ぜひ、料理のアクセントに使って下さい。
それでは、さようなら、クロアチア語では以下です。
Doviđenja!(ドヴィヂェーニャ)