吉祥寺”カフェロシア”「CAFE RUSSIA」ユーラシア丸ごと感じる名店 Go to eat!

毛皮のコートを着たニシン

こんばんは。シェフのらきてぃっちです。

らきてぃっちは、クロアチアについて、探求するなかで、同じスラブ系であるロシア、また、何度となく、戦ってきたトルコとも大きな関係があると思い、トルコ料理やロシア料理、ひいてはシルクロードについても勉強していました。その中で、出会った美味しい店、本物の店、かつおいしいだけでなく、文化そのものを伝えている店があるので、紹介します。

吉祥寺の「CAFE  RUSSIA」です。

http://caferussia.web.fc2.com/

ロシア料理というと、ピロシキ、ボルシチなどがありますが、さすがに昔はソビエト連邦、ユーラシア丸ごと味わえる壮大なスケールと知恵があります。ここの売りはロシア料理だけでなく、ジョージア(旧グルジア)料理も網羅していることです。ジョージアはソチオリンピックもあった、旧ソビエト時代の保養地になりますので、黒海付近で温暖で、ワインや中東の料理に近いものも頂けて、ポテンシャルの高さをうかがうことができます。

お店は東京の吉祥寺にあるのですが、良心的なお値段でしかも、ロシア系の方々が料理人を務めていらっしゃって、本当に異世界観が漂っていて、コンセプトがさすがだなと思いました。こういう店は時代を超えて、残していくべき店だと思います。

おすすめは

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「毛皮のコートを着たニシン」

ニシンとビーツとポテトのミルフィーユサラダです。かなりユニーク名前です、自分でもよく作りますが、ニシンの入ったポテトサラダに鮮やかなビーツのみじん切りにゆで卵をのせた、前菜の花形料理です。

毛皮のコートを着たニシン

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「サーモンのブリニ包み」

サーモンのブリニ包み

サワークリームを塗ったロシアのパンケーキで野菜と自家製サーモンを包んだものとありますが、ブリニ、ブリヌイはクレープの生地の厚めなものです、クロアチアのパラチンカというパンケーキとクレープのあいのこのようなデザートがありますが、これに近いです。ロシアはこれをデザートとしてでなく、軽食っていうのでしょうか、そんな形で食べる、おかあさんの味です。

「サツィヴィ」

茹でた鶏肉にスパイシーな胡桃ソースをかけたジョージア(旧グルジア)料理とありますが、クルミソースが濃厚でこれにコリアンダーとか入れて、ソースを作ってなんともロシアと中東のミックスしたなんともエキゾチックな料理です。

サツヴィ

「ガルショーチク」

キノコのクリーム煮、壺に詰めてパンをかぶせてオーブンで焼いたものとありますが、定番の壺やきですが、初めてロシア料理を食べる人には、マイナーな部類に入ると思いますが、パンをくずすとキノコのクリーム煮が出てきて、なんともお茶目な料理です。ちょっとしたサプライズを感じる庶民料理です。

ガルショーク

「ハチャプリ」

ハチャプリ

パイ生地でもなくパン生地でもない不思議な生地でチーズを包んでオーブンで焼き上げたジョージア(旧グルジア)のピザ。これがうまいんです。いちおしといっても過言ではありません。インドのチーズナンにそっくりですが、ハチャプリというなんともいえない響きが異国感を感じます。

「ライ麦パン」

天然酵母から育ててつくるライ麦75%の黒パン。ここのライ麦パンたのむと横に塩がもられてでてきて、素朴で深い味わいを感じます。日本的は侘び寂び感を感じる一品です。

「ハルチョー」

ジョージア(旧グルジア)を代表するスパイシーで激辛な牛肉のスープ、なんか中華料理みたいですが、やっぱり、ユーラシアの一部だからでしょうか?あったまります。

ハルチョー

ウクライナ、ジョージアワイン、モルドヴァワイン

「ワイン発祥の地」と言われるグルジアには葡萄の原種から派生した500種類もの亜種が自生しそのうち200種ほどがワインづくりに利用されている8000年の歴史を持つこの地のワインをかのクレオパトラがこよなく愛したためグルジアのワインは クレオパトラの涙」とも呼ばれているグルジアワインを中心に黒海周辺のワインを取り揃えています

*** スパークリングワイン SPARKLING WINE ***

ザラタヤ ヴァルカ (白/ドライ/ウクライナ産)(WHITE/DRY/UKRAINA)

ピノ種を使ってつくられたさわやかでフルーティーな味わい白というよりはロゼに近い色合いロシア皇帝ワイン(アブロウ デュルソ) (白/ドライ/ロシア産) (WHITE/DRY/RUSSIA) 1870年に建てられたロシア皇室の醸造所アブロウデュルソシャルドネ、ピノノワール、ピノブラン使用した優雅な味わい

*** 白ワイン WHITE WINE***

ツィナンダリ(白/ドライ/グルジア産)(WHITE/DRY/GEORGIA)

ルカツィテリ種とムツバネ種を使い、オーク樽で3年熟成された個性豊かなワインフェテアスカレガーラ (白/ドライ/モルドヴァ産)  (WHITE/DRY/MOLDOVA) モルドヴァの在来種で「王家の乙女」を意味する葡萄を使ったワイン名前の通り、まろやかな味わいと気品ある香りが特徴

*** 蜂蜜酒 HONEY WINE*** ハニーワイン(白/スィート/EU産)(WHITE/SWEET/EU) 古代より結婚後に蜂蜜で作ったお酒を飲む習慣がありできるのに30日かかったことがハネムーン(HONEY+MOON)

*** 赤ワイン RED WINE ***

ムクザニ (赤/ドライ/ミディアム/グルジア産)MUKUZANI (RED/DRY/MEDIUM/GEORGIA)

「ムクザニ」の画像検索結果

サペラヴィ種100%を用いオーク樽で3年以上熟成ジョージア(旧グルジア)ワインの赤といえばこれサペラヴィ (赤/ドライ/ミディアム/グルジア産) (RED/DRY/MEDIUM/GEORGIA)

ワイルドベリーとブーケの香りに加え、かすかなスパイスの香りを合わせ持つピロスマニ (赤/セミドライ/グルジア産) (RED/DRY/MEDIUM/GEORGIA)

遅摘みのサペラヴィ種100%を使ったフルーティーでフレッシュな味わいざくろを思わせる濃厚な赤色が特徴ピロスマニとはジョージア(旧グルジア)を代表する画家の名前

キンズマラウリ (赤/スイート/グルジア産)(RED/SWEET/GEORGIA) 遅摘みのサペラヴィ種を100%使ったこのワインは旧ソ 連時代の政治の舞台でも活躍 し英国のチャー チル首相が絶賛しヨーロッパでも知られるようになったもの

*** ホットワイン HOT WINE ***

グリントヴェイン (赤/スィート/EU産)(RED/SWEET/EU)冬のロシアの青空市場 の風物詩シナモンやクローブなどで風味付け したワインが体を温めます

*** 教会 ワイン CHURCH WINE ***

カゴール (赤/スィート/モルドヴァ産)(RED/SWEET/MOLDOVA)350円キリストの体と血をあらわすパンと葡萄酒を領聖 するロシア東方正教会の聖体機密 で使われるワイン40mlのショットグラスで提供デザートワインとしても

このような感じでみてくるととても、ロシア?料理という感じがしませんが、旧ソ時代はあの広さですからね。料理とワインで、世界を旅できる、世界がつながる感覚を味わえる料理店です。是非、一度は訪ねたい名店です。