”νディンガッチ”TRAMONTANA.クロアチア黒ワインたる所以を知る

ディンガッチ

こんばんは。ソムリエのらきてぃっちです。

クロアチアの赤ワインで人気でまずおすすめされるのが、ディンガッチですが、ディンガッチもいろいろなワイナリーが生産しています。

今回、紹介するワインも大きな御縁で、拝借させて頂けることになった、クロアチア、ペリェシャツ半島の”MADIRAZZA”ワイナリーの

“DINGAC TRAMONTANA”です。

ボトルを見ても分かるように、

これが”ディンガッチ”のエチケットかあ~。

ろばのエチケットから時代は変わったな!という印象です。この赤と黒の一見、悪魔のような斬新なデザイン

ディンガッチ

バスケットボール部だった自分はバスケットシューズ史上の歴史を変えたエア・ジョーダンIのカラーを全然関係ないですが、インスピレーションしてしまいました。

「エア・ジョーダン1」の画像検索結果

 

パワフルでエスプリの利いた”ニューディンガッチ”(νディンガッチ)

クロアチア自体は変わっていないところもありますが、この”ディンガッチ”のエチケットを見ると、素朴なプラバッツ・マリを造るのではなく、エスプリの利いた新しいワインを市場に出したい、差別化を図りたいんだなという感じがしましたよ。

ペリェシャツ半島(Pelješac)のマディラージャ(Madirazza)ワイナリーは40年間営業しているそうで、生産量は年間60万リットルほどで、PLAVAC MALI (プラバッツ・マリ)史上で最も辛口ワインではないかと思わせる力強い味わいでした。

フヴァールのイヴァン・ドラッツ”を超えたかと思いました。最大アルコールは17.6%volに達するそうですが、主に14-15.5%volの範囲で生産されるみたいです。十分高いですが。

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DINGAC TRAMONTANA ティスティング

独特のダークルビー色で、クロアチアで、何故このワインが地元では「黒ワイン」と呼ばれているかが分かった気がします。

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香り

プラバッツマリのプラムの中でも、熟したジャムのようなプラム、ベリー、腐葉土のような香り、少しタバコの香りがします。

味わい:

かなり、酸味を高いレベルで維持し、ビロードのようなタンニンで、アロマティックで複雑なワイン。フルボディで超ロングフィニッシュ、辛口もいいとこ!

魚介のブーザラやブロデットなど、濃厚な魚介料理との相性がいいと思われますが、提供して頂いた、ラムと牛肉のチェバプチッチとも十分な相性。お店で出していたときは肉料理にパワー負けすることもあったディンガッチですが、これは、かなりパワフルなワインでした!

ジャムのような液体質感を持っています。まさに、ボトルのデザインと調和した色合い。アルコールはかなり強く、ヴィンテージは2011年ですが、10年は寝かしてもいけそうな長期熟成型ですね。澱がかなりあったので、デカンタージュがおすすめ。

この”MADIRAZZA”ワイナリーは、ディンガッチだけでなく、クロアチアを代表する”プラバッツ・マリ、”グルク”、”ポシップ”等のぶどう品種をそれぞれの解釈で、見事なラインナップでブランド化しています。前回のクラヤンチッチさんと同じくかなり、新進気鋭のワイナリーです。個人的には”GRK”も試飲したくなりました。