こんばんは。ソムリエのらきてぃっちです。
クロアチア代表のスタメンはラキティッチか?ブラシッチか?
アゼルバイジャン戦はクロアチアらしく格下に見事に引き分けですが、ズラトコ・ダリッチ監督は若手の台頭に伴い、代表招集に難しい選択を迫られそうです。
ニコラ・ヴラシッチはA代表で研磨されて、彼を起点にゲーム運びができるということを証明しました。
ダリッチは今までに2回、クロアチア代表の招集を断ってきたラキティッチに対して、もし問題があるなら、自分で解決する。彼のことを考え過ぎたくはないと。彼は移籍問題があるので、無理に呼びたくないとアナウンスしています。
実際、あんまり、センシティブな感じだとそれは無駄に気を使うし、現実問題招集したくないでしょうね。それは、2018年のW杯でカリニッチを追放したことしかりで、実際、クロアチアサッカー界では内部的な問題はたくさんありましたから、ただのファンではなく、現実を日々みている監督からすれば、少しでもポジティブな選手だけを集めたいと思うのは至極当然のことかと思います。
ただ、一方で2018年の偉業でクロアチア代表を準優勝に導いた一番の功労者はラキティッチだったと思います。デンマーク、ロシア戦のPKは絶対決めてくれるという安心感がありました。
しかしながら、ラキティッチの不在の間に新しい、いや、実際は前からですが、ヴラシッチという適材が出てきました。最終的にこれは何を意味するか?脂の乗ってきたブロゾヴィッチとキャプテンのモドリッチが最初のオプションです。彼らを代表から締め出すのは、自分から代表にさよならを言わない限りないので、ラキティッチをヴラシッチでポジションを争うことになります。
ラキティッチはもどってくるか?
ラキティッチを自分は永遠に尊敬している。2018ワールドカップでは、彼はチームを一つにしてくれた。ラキティッチの問題を解決するために、努力はするつもりだ。5月にオリッチと自分は彼のところに行ったが、怪我で断られた。彼は100%でないと。しかし、10月のスプリットでのハンガリー戦では期待している。選手としても、男としても失いたくない。なので、代表には招集をかけてみるようです。
モドリッチ、ラキティッチ、ブロゾヴィッチ
とはいえ、ダリッチはスタメンの選択には迷うでしょう。
ラキティッチとモドリッチは同じタイプの多くの点で似たような個性を持っているので、同じラインはよくないんです。昔のモドリッチとクラニチャールを思い出します。お互いに良さを消してしまうことがあります。モドリッチとラキティッチが交代でもいいと思いますけどね。ディフェンブさが売りになってきて、これはブロゾヴィッチにも言えることが3人が同居って豪華ですけど、中盤の底で生きるプレイヤーなので、シナジーは生まれにくいんです。
モドリッチはあんまり、高い位置で使いすぎる選手ではなく、実際、彼の能力を制限し過ぎてしまいます。よく、3人で起用されていた時にモドリッチが彼らの位置まで戻ってきてしまい、真中に膨大なスペースが生まれてしまい、注意を受けていました。
ブロゾヴィッチはディフェンシブミッドフィルダーとしては完璧です。細身ですが、すごい身体能力とプレッシングを1対1に非常に強く、ロングシュートもうまい。ますます、ラキティッチと被ります。
ヴラシッチのいるクロアチアはどうか?
そして、ヴラシッチをどのようにどこでスカッドに組み込んでいくか?ヴラシッチは上記の問題を解決するピースであることを2試合で証明しました。アタッキングミッドフィルダーとしてベストプレイヤーでした。コヴァチッチもライバルとなりますが、クラブでは非常に限定されたエリアでプレーしていて、もったいないです。代表の方がもっと活き活きプレーしています。
しかし、ヴラシッチもしかりで、スペースの使い方、1対1の強さ、ドリブルのスピードそして、ウイングやボランチもできてしまい、そして、得点力もあります。ここがかなり大きい。モドリッチ、ブロゾヴィッチとの相性はベストです。
スロバキア戦では最高のコンビネーションで全てを楽にしていました。
最終的に誰をチョイスするべきか?
このジレンマに立ち返って、どうするべきか?ダリッチは代表の世代を若返らせた方がいいと考えています。確かに、若い選手にチャンスを与えていってしばらくチャンレンジャーくらいでいってもいいとおもいます。W杯準優勝しているのですから。ただ、使いすぎもよくないと考えています。ラキティッチは排除するべきだというわけではないですが、新しい、ブレカロとブラシッチを主軸にしていくのは悪くないのではと思います。