突然、突拍子もない市街局番から電話がかかってきました。+932という番号です。海外の友達かな?と思いましたが、よく調べるとナイジェリアでした。ブログのコメントとかでもナイジェリアから電話はかかってこないなあ。強いて言えば、クロアチアvsナイジェリアのワールドカップ2018くらいかなと。思いますが…
国際電話でなくとも、見知らぬ市外局番から電話がかかってきたことくらいはあると思いますが、着信履歴が残っていて、電話をかけなおす人もいるのではないかと思います。
ただ、こうした国際電話での詐欺が多発しています。いわゆる「国際ワン切り詐欺」です。
「国際ワン切り詐欺」はあくまでワンコールで切れます。
この詐欺の国際電話がですが、あくまで一度の着信で終わります。電話があったからといって電話をかけなおすと10秒100円ほどの高い通話料がかかってきてしまいます。
大手の携帯電話の各社は、この手の電話で折り返し電話をしないように注意喚起をしています。
電話番号の前に”+”がついているのは国際電話です。
自分にもはるばるナイジェリアからかかってきた、この最近急増しているのが国際電話を使った詐欺。「+932」「+222」など、+932ってのは明らかにアブノーマル感が満載でしすよね。
大手の携帯電話会社はこの問題について注意喚起をしており、高額な通話料が発生するために「応答しない」「電話をかけなおさない」でほしいとのことです。また、多くの場合は固定電話ではなくて、スマートフォンにかかってくることが多いです。
一体「+」にはどのような意味があるのでしょうか?
「+」がついている電話番号は「海外」を意味します。
たとえばクロアチアの着信なら「+385」が先頭に。チェコなら「+420」
「+60」ならマレーシア、「+84」ならベトナム、「+86」中国、「+65」シンガポール、各国にはそれぞれ定められた国際電話番号があります。
海外から日本に電話をかけるときは、「81-0-0000-0000」のようにかけると通話可能です(0は日本国内の電話番号。ただし市外局番(03、05など)の最初の「0」は入力しない)。
日本にいる人が海外からの着信を受けると、スマートフォンの場合、「+387 0 0000 0000」と表示されるでしょう。
これはボスニアからの着信を意味します。
「+222」「+675」「+887」はよくワン切り詐欺でかかってくる国際電話番号です。
「+222」はモーリタニア、「+675」はパプアニューギニア、「+887」は未使用となっています。
万が一、これらが電話番号の先頭についている場合、出ないよう細心の注意を払いしましょう。
国際電話番号一覧
下記は一般的な国際電話番号の一覧です。かかってきたらどこからか調べて、是非拡散してください。島が多いみたいですが、自分のようにナイジェリアってこともありますからね。ナイジェリア、”スーパーイーグルス”で有名で、好きな国なのですがね。まあ、自分はこういうことがあったからといってその国の人たち自体に偏見を持ったりはしないですが、ナイジェリアと聞いて、自分のイメージには”スーパーイーグルス””詐欺国際電話”の!というのは多少焼き付きますかね。
参考
国際電話番号の一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E7%95%AA%E5%8F%B7%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
国際ワン切り詐欺にかけなおしてしまうと電話料金は?
「+222」のモーリタニアから電話に折り返し電話をするとどれくらいの料金が発生してしまうのでしょうか?
docomoの携帯電話を使っている場合、30秒で180円、auなら85円、SoftBank・ワイモバイルなら199円、UQモバイル85円、楽天モバイル180円などいずれも日本国内の料金よりもかなり高額です。
普通は特に海外通話の契約をしなくても海外に電話をかけられてしまうので、思いも寄らぬ高額請求につながるリスクがあります。
見覚えのない国際電話番号には「出ない」を徹底しましょう。
何故、国際ワン切り詐欺電話をかけるのか?
島国やアフリカなどからなぜ、国際ワン切りを行うのでしょうか?そのメカニズムを紹介したいと思います。これには「塵も積もれば山となる」手法で儲けを出そうという一つのビジネスモデル?があります。詐欺とビジネスの線引きって難しいところもありますがね….
10秒だけかけなおして60円くらいならそこまで詐欺にかかっても大したことないかもしれません。大抵は長くても30秒くらいして海外の相手側が出なければ、通話をやめてしまいますよね。
実はこの詐欺、塵も積もれば山となるという発想で行われているのです。
国際電話を日本からかけると我々消費者は日本の携帯事業者に料金を支払います。
わかりやすいよう、ここでは100円としましょう。
我々が払った100円は日本の携帯電話事業者を通じ、着信先(外国)の電話会社に支払われます。
割合はわかりやすいよう50円にしましょう。
詐欺グループは海外の携帯電話事業者からキャッシュバックを受け取る目的で、電話をかけているのです。
1件につき10円しか受け取れなかったとしても、延々とワンコールを続けて1パーセントの人でも折り返してくれれば、そこそこ利益を上げられます。
犯人側はワンコールだけなので通話料はかかりません。
着信があってはじめてキックバックを受け取れる仕組みだと推察できます。
こうした手口は今だけではなく、昔からあるもの。
時代によって電話をかけてくる国は変わるものの、今は島国や自分のようにアフリカからの着信が多いようです。
一度でも折り返しの電話をしてしまうと、詐欺に引っかかりやすい電話番号だ、と記録されてしまい、次々と電話がかかってきたり、別な詐欺に巻き込まれることも考えられます。
不明な電話には出ない、折り返さない、というのがスマートフォン時代の携帯電話の使い方といえるでしょう。
国際ワン切り詐欺の対処方法は?
しかしながら、国際ワン切り詐欺の実行犯はまた、逮捕なった事例がないのです。しかし、モーリタニアなど島国だけでなく、今回のナイジェリアなど、拠点が増えてきているのも確かです。こちらが出るとキャッシュバックを電話会社が詐欺グループに渡しているということになります。絶対出ない、折り返さないを徹底しましょう。なので、着信拒否をおすすめします。拒否してしまえば今後かかってくることはないです。
もし折り返したらどうなる?
もしも折り返してしまったらどうなるのでしょうか?
出た人が外国人ならすぐに電話を切ってしまうでしょう。
相手も巧みなもので、「あなたの家族と友人が待っています。会話したければこのまま待機してください」のような日本語の音声が流れるそうです。
少しでも待機させて通話時間を長くさせよう、という狙いが感じられます。