Received B/LとShipped B/L(On Board B/L)の違い

ペトコビッチ

”Received B/L”,”Shipped B/L”,”On Board B/L”

とよくB/Lに記載されていると思います。普段何気なく仕事をこなすだけですと、文面、単語の意味なんて考えなかったりしますよね。ここに仕事しながら気になったけど、業務的には問題ないでも、気になるという方のために違いを書いておきたいと思います。

Received B/LとShipped B/L(=On Board B/L)の違いとは?

らきてぃっち
Revceived B/L(受取船荷証券)は、貨物をコンテナヤードで受け取っているけれども本船はまだ入港していない段階でB/L発行できるものです
コンテナ輸送で使用可能です。船会社のポリシーによって違いますが、出港してから入港してからなんてのもそれぞれです。
らきてぃっち

Shipped B/L(船積み日)船積み日(出港日)に発行されます。
つまり実際に貨物の船積みが完了しているか否かでB/Lの名称が変わります。
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Received B/LとShipped B/Lの発行の範囲は?

Received B/Lはコンテナが船社のCYに搬入された日から本船の出港日までです。Shipped B/Lは船積み日(出港日)に発行されます。信用状(L/C)取引では銀行がReceived B/Lの買取に応じないためShipped B/Lが要求されます。

そのため、実際に船積みが完了するとReceived B/L上のOn Board Notation (船積み証明追記)欄に、運送人(またはその代理人)が船積み日(the date on which the goods have been shipped on board),本船名を記載をして、署名して、Shipped B/Lに変更することができます。

Shipped B/Lの交付はReceived B/L全通との引き換えになります。Shipped B/L Date は本船が入港した日から出港するまでの日か可能ですが、信用状の取引では発行日を船積み日とする必要がありますから、発行日を船積み日を一致させることが必要です。

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Received B/LとShipped B/Lはどのように使い分けされるか?

Received B/Lは主にコンテナ貨物に、On Board B/Lはバルク貨物(バラ積み貨物)に利用されます。

荷送人から年末年始中、年末のB/L Date(発行日)を依頼された場合、本船遅延が出てしまった時は?

貨物が搬入されていれば、Received Dateはとることができますが、On Board Date(船積み日)は本船が入港していないという理由で断るのが一般的です。