これは誰もが納得の移籍でしょう。
サッカークロアチア代表のイヴァン・ラキティッチさんがやっとこ6年前までキャプテンとしてブイブイ言わせていたセビージャに復帰です。
スペイン料理に勤めていた私”らきてぃっち”にとってもセビージャって”THE SPAIN”という感じで大好きです。また、サッカーも立ち位置的にもこの中途半端さというか微妙なマイナーさが気に入っていたクラブ。あと2年早くてもよかったけどなあ。
セビージャは、ラキティッチがクラブとの4年間の契約に署名
https://twitter.com/balon_mundial/status/1300990508756619265
ラキティッチは2011年から2014年にかけてセビ-ジャに。149試合に出場し、キャプテンとして2013-14シーズンにヨーロッパリーグのタイトルを獲得。まあ、3年間だけだったのね。
「あなたはいつも私たちの歴史の一部。本当に幸運に感謝します」とクラブバルセロナはラキティッチに賛辞の言葉と送っています。
ラキティッチはバルセロナに300回以上出場し、クラブで多くのトロフィーを獲得しているのはご存じの通り、シャビ、イニエスタの後釜をしっかりやってのけました。かなりのプレッシャーはあったと思いますが、あっさり順応しましたね。カンプノウでは25ゴールを挙げています。メッシとネイマールと一緒にプレーしたのは何よりの財産ですよね。
🙌 These moments, we shall never forget!
💙❤️ Thank you, @ivanrakitic pic.twitter.com/qAzdZHbhno— FC Barcelona (@FCBarcelona) September 1, 2020
セビージャは移民の彼にとって新しいアイデンティーを与えた場所
ラキティッチは旧ユーゴ紛争が本格化する前にスイスに移住したかなり恵まれた?クロアチア人でしたが、その分代表でもなかなか自分のアイデンティティは感じにくかったと思います。他のクロアチア代表よりも非常にクレバーで理知的なスイス人のような顔を持っています。
セビージャはそんな移民の彼の自分のアイデンティティの大きな拠り所です。来季はバルセロナもバタバタしてるし、リーグ優勝、CL優勝を狙う大きなチャンス。頑張って!
ラキティッチの最高のプレーはW杯デンマーク戦の勝負を決めたPK
しかし、代表でのラキティッチを言わせてください。ラキティッチの自分の中での最高のプレーは移民ながら代表副キャプテンとなり、その”クロアチア人”を快進撃というか勝利への呪縛を解いたあの、ワールドカップ2018のデンマーク戦でのPKでしょう。
どの大会でも快進撃はしていたんだけど、勝負どころにあっさり負けてたクロアチア代表を落ち着いて手綱をしめた。
モドリッチが延長戦後半で外したPKをその後のPK戦で5人目のキッカーとして冷静に決め切った。この1本のキックは10年分のクロアチア人の意志を背負った重みがあったな。でも、絶対決めそうなだなと思いましたね。落ち着きがなんか。バタバタしていない。スナイパーのようにラインに立っていたので、これは決めるわと思いました。
ラキティッチPK
ロング版