海運貿易関連

コンテナ船のFCL LCL違い、意味、仕組み、BL記載

コンテナ

こんばんは。海事代理士のらきてぃっちです。

[本記事のターゲット]

FCLとLCLの違い

FCLとLCLって言っても何か分からないですよね。コンテナ船に積み込まれる貨物の種類には2つあり、1つ目が「FCL(エフシーエル)」、2つ目が「LCL(エルシーエル)」です。

 

FCLとLCLはコンテナ船の貨物の種類

日本の貿易の多くは、海上輸送で行われていますが、島国ですからね。そのほとんどの貨物がコンテナ船ですべての貨物がコンテナに詰められた状態で運ばれています。
(一部の貨物(自動車、石油など)については専用船があります。)

FCL(エフシーエル)、LCL(エルシーエル)は、コンテナ船に積み込まれる貨物の種類で、「FCL貨物」は「Full Container Load」の略、「LCL貨物」は「Less than Container Load」の略です。

FCL Full Container Load

エフシーエル
コンテナ貨物は、20フィートか40フィートコンテナで運搬されます。

20フィート

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40フィートコンテナ

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コンテナ1本を満たす量の貨物がある場合で、荷主がコンテナ1本を借り切り、貨物搭載を自分で行うことの意味。

フルコン、Shipper’s Loadとも言います。

LCL  Less Than Container Load

エルシーエル
コンテナ1本に満たない小口貨物で混載貨物のこと。

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搭載貨物がコンテナ単位とならない場合、混載貨物として輸送します。その場合の混載貨物のことをコンテナ単位でないという意味で、LCL貨物と言います。

船積みする貨物を混載貨物(CFS→コンテナ・フレート・ステーション)に搬入し、他社貨物と混載にした搭載が船会社の手で行われます。

LCLの場合には、船会社が搭載された貨物の数量・個数などを第三者検査機関(海事検定協会や、全日検に委託し、船荷証券(=BL、Bill of Ladings)を発行します。

FCLとLCLで、積み込む手順がちょっと違う

「FCL」

「FCL貨物」は、一荷主がコンテナを占有している貨物。貨物をコンテナに詰める作業は通常、荷主側の手配で行います。空のコンテナを荷主が委託したフォワーダーなどがコンテナヤードでピックアップして、貨物を詰め、再びコンテナは、コンテナ・ヤード(CYと略されます)という場所で、輸出入の通関や貨物の受け渡しが行われます。

「LCL」

一方、LCLは、複数の荷主の貨物を合わせて(混載して)一本のコンテナにした貨物。コンテナ詰めの場所はFCLと違って、フォワーダーや船会社の手配でコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)で行われ、通関や貨物の受け渡しもCFSで行われます。

ここで、特殊なのは、船会社の手配ですかね。船会社から直接委託を受けたCFSを保税を担当する港湾運送事業者がコンテナをピックアップして、船会社の代理として、バンニング(コンテナに貨物と詰める)したりします。通常、FCL貨物では、BLには”SHIPPER’S PACK SAID CONTAIN”と書かれていて、シッパーが積めたので、船会社は責任を負いませんという意味の文言が書かれているのですが、LCLでは、上記のことからこの文言は消えていますよ。