こんばんは。ソムリエのらきてぃっちです。
クロアチアワインが英国の国際ワイン&スピリットコンペティション(IWSC)で初のゴールドメダルを獲得しました!
IWSCは半世紀で世界のベストワインとスピリッツを表彰していますが、月曜日にロンドンの授賞式で今年の金賞受賞のワインが発表されました。
”The IWSC has been recognising and rewarding the very best wines and spirits in the world for half a century and on Monday at the London Wine Fair the winners of this year’s competition were revealed.”
クロアチアで金賞受賞したのは、白ワインの
クロアチア白ワイン:ピラート マルヴァジア・シュールリ 2015
”Opg Pilato Malvazija sur lie 2015
イストラ半島の土着品種のマルヴァジアでしたね。まあ、イタリアやスロベニアにも近く、ワイン製造レベルは高くなってきているのかもしれませんね。
審査員は「常にワイングラスの中で進化し、味が開いていく」と表現された。IWSCは声明の中で、「ふくよかなミネラル感とワインの舌触りが、スケールの大きさを感じますが、大味というわけではなくてエレガントなフィニッシュを持っているとコメントしています。マルヴァジアも色々なタイプがありますから、お店では、軽い味わいものを提供していましたが、(当時それしかなかった)こういうアタックを感じるかつ、フィニッシュは繊細なものも出てきているんですね。クロアチアでは史上初の金賞です。
“The Croatian winner in question is Opg Pilato Malvazija sur lie 2015, a white wine made from one of Croatia’s oldest and most well-known indigenous grapes, Malvazija. It was described by judges as “evolving and opening in the glass all the time; the lovely minerality and beautiful texture carry the big but elegant palate to a grand finale,” IWSC said in a statement.
本当に見事な黄金色ですね。
This was Croatia’s first ever Gold medal from the IWSC.
説明:このワインは、黄金色、バニラ香、繊細で心地よい花束の雰囲気を持つ。辛口なのに、暖かく柔らかい。ミネラルとバランス、口の中で長時間持続する強烈な風味を特徴としているとピラート家はイストラ半島の西海岸で、製造は1934年までさかのぼります。イヴァン・ピラートさんが14ヤードの小さなワイン畑を作り始めたのがきっかけです。
The Pilato Family OPG is situated in the village Lašići, on the West coast of the Istria peninsula. Grape production dates back to 1934 when Ivan Pilato (great-grandfather) planted a small vineyard. Today, the Pilato Family has around 14 hectares of vineyard.
本当に、家族経営って感じですが、設備はなかなかです。
ちなみにナパヴァレーのワインメーカーであるマイク・グルギッチさんはカベルネソーヴィニヨンとシャルドネで2つの銀賞を受賞しています。
Napa Valley’s Grgich Hills Estate, operated by famous Croatian winemaker Mike Grgich, received two Silver medals for Cabernet Sauvignon and Chardonnay wines.
クロアチアのワインって生産量が決して多いわけではないので、まだまだ、日本ではあまり、手に入りませんが、日本の認知度としてはやや、マイナーかな?イストラ半島。よりヨーロッパ色が強くなる地域なので、実はレベルの高いということを証明してくれたと思います。いやあ、味わってみたいですね。