2022年ワールドカップカタール大会の向けて、クロアチア代表もダリッチ監督とモドリッチの去就が話題となっていますが、
モドリッチに代表を続けてほしいという声は投票者の80パーセント以上で、ダリッチ監督の続投は半々程度となっています。ダリッチ監督のヴルサリコでなく、ユラノビッチやグヴァルディオル、最後にオルシッチを出場させたりと人選についてはいろいろ言われていましたが、さすがにロシア組だけではという起用を最後に見た気がします。アシスタントにオリッチやチョルルカがいるのが熱いですね!
そんな中、日本人に有名はクロアチア人というとやはりモドリッチ以外にクラ二チャールというのはいまだ根強いと思います。そんなクラ二チャールがとうとうクロアチアサッカー界に戻ってまいりました。
ニコ・クラチャールがクロアチアU-19のアシスタントコーチに就任。
元クロアチア代表のニコ・クラ二チャールは同じく元代表のヨシップ・シムニッチに誘われのアシスタントに!これは胸熱ですね。
ズラトコ・クラチャール(父親)が今年3月に亡くなり、その後決意か?
父親のズラトコ・クラニチャールさんが今年の3月に亡くなりました。これはニコにとってはショッキングな出来事であったはずですが、ここからわずか2か月で就任となりました。父親にも最高の親孝行ですね。ズラトコさんはまた、2004年から2006年にかけてはクロアチア代表を率いて2006 FIFAワールドカップ ドイツにも出場しましたね。
ドイツW杯でクロアチア代表のキャプテンを務めたコヴァチ監督は、会見でクラニチャール氏の訃報についてコメント。目に涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら、「まず第一に、私は本当に悲しんでいる。彼は私の師匠であり、私たちは一緒に素晴らしい時間を過ごした。だから、彼のことについて話すのは簡単ではない。彼は素晴らしい人だった。彼は私にアイデアを与えてくれたし、代表チームの腕章も託してくれた。彼は私にとって、とても大切な人なんだ。私たちはみんな、彼の訃報をとても悲しんでいる。彼が安らかに眠ることを祈っている」と哀悼の意を表しています。。
そして、ニコ・クラ二チャールをサッカー界にという考えはシムニッチとクロアチアサッカー協会会長のダボール・シュケルらの会談の中で生まれたそうですよ。
いや、今の評判はともかくとして、シュケルのような決め手がクロアチアもほしい。なかなか出ないね。
シムニッチ談
“もちろん、ニコ・クラ二チャールを誘ったのは、彼が私の偉大な友人であるという事実ではあるんだが、やはり彼は経験と知識を持つ偉大な選手だったので、私は専門家の観点から見て、若いクロアチア代表選手を育てるのに非常に良いと考えた。そのような素晴らしいサッカー選手が若い選手の前に立ち、アドバイスを受けるというのは、大きな重みを持っています。クロアチアサッカーのために協力してくれて嬉しく思いますし、将来の仕事のプロセスにできるだけ多くの引退したビックプレイヤーが関わっていけるようにしたい」とジョシップ・シムニッチは言う。
ニコ・クラ二チャールは新たな挑戦を楽しみにしています。
「ジョーは私の非常に大切な友人なので,彼の指揮するクロアチア代表U19の一員に招かれるという招きを受けたことは,大きな喜びと名誉です。自分のプレーや人生経験を積んで、若い選手たちを助けることができることを願っています。また、選手時代は常に私にとって神聖な代表チームだったのですから、また、代表の集まりに来ることができてとても嬉しいです」と、クロアチアのU-19チームがサウジアラビアとスロベニアとの親善試合を戦う6月が彼の最初の仕事となりました。