クロアチア人が2名選出!史上最高の50人のクールなサッカー選手

ボバン

フットボール誌FourFourTwoが、史上最高の50人のクールなサッカー選手という特集で50人を選抜しました。

クールというのはプレーはさることながらそれ以外も生き方も何か人間味があって、サッカー選手の枠を超えていることが重視されているようです。

現代のサッカー選手は、無知で、知識のない、メディアで訓練されたロボットであるとしばしば批判されています。それもどうかと思いますが、あんまり、アスリート、アスリートしているプロ意識の塊のようでも何か面白くないということですかね?少し前の方が人間らしいヒューマニティーが試合中にも見ることができたということでしょうか。

その”クール”なサッカープレイヤーに、2人のクロアチア人サッカー選手がリストに含まれていました。”クール”の意味をあまり理解せずにパッとみたときにまた、モドリッチかなと思いましたが、違いました。

元バルセロナとレアル・マドリードで活躍、ロベルト・プロシネツキ

プロシネツキがボスニアヘルツェゴビナのマネージャーに任命(写真:Media Centar

48位にランクインしたのは、元クロアチア代表のロベルト・プロシネツキ。彼のキャリアで主だったものはレアルマドリード、バルセロナ、ポーツマス。技術的に才能のある攻撃的なミッドフィールダーであったクロアチア代表選手でした。

サッカー選手ながら超ヘビースモーカーで、何を言われようが堂々とタバコを吸っていました。その、スポーツマンでタバコという一見、お手本にならない感じながら、繊細なボールタッチとドリブル技術に皆は魅了されました。

「彼は試合前、シャワー中のハーフタイム、そして試合後もタバコを吸っていました。しかもレッドマルボロの相当重いものだ」

と2017年にポンペイのチームメイトであったピータークラウチは、語っています。 

ちなみにプロシネツキは’97年にキリンカップで日本にも来ています。ボバン、シュケル、ボクシッチは来日せず、ほとんど控えメンバーで来日したクロアチアですが、プロシネツキは出場していました。

 

ある意味、プレースタイルも行動も自分を貫いていて、”クール”な選手に選出されています。

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リストの30位は、元クロアチアのキャプテンとACミランのエース、ズヴォニミールボバン

ボバンは10年以上にわたってミラノでプレーし、セリエAで4回優勝、1994年のチャンピオンズリーグ決勝でバルセロナを4-0で破った伝説のメンバーでした。4年後、彼はフランスのワールドカップで3位になったクロアチア側のキャプテンです。それでも、ボバンについて誰もが思いだすことは、彼が警官に飛び蹴りをしたということです。

ボバンのディナモザグレブが1990年にライバルのレッドスターベオグラードと対戦したとき、ユーゴスラビアはすでに崩壊状態にあり、民族間の緊張の下でひび割れていました。スタンドでの暴力が発生し、ファンがピッチに入ってきた時に、警察はピッチのファンを力で押さえつけました。ボバンが警官がディナモのファンを叩いているのを見たとき、彼は飛び上がって警官の胸を蹴り上げたと書かれています。

FourFourTwoによると、トップ5のクールな選手は、ジェイジェイオコチャ、ジョージベスト、ヨハンクライフ、デビッドベッカム、アンドレアピルロでした。

https://www.fourfourtwo.com/gallery/ranked-50-coolest-footballers-all-time-pirlo-beckham-cruyff-george-best