こんばんは。ソムリエのらきてぃっちです。
今回は横浜関内で買った、珍しい東欧のアルメニアのザクロワインを紹介します。
アルメニアというと今、ナゴルノ・カラバフ問題でピックアップされていて25年前の旧ユーゴを思い出してしまい、大変つらいです。
ただ、アゼルバイジャンにも言い分があるはずで本記事ではアルメニアだけに肩入れしているわけではありません。もちろん、アゼルバイジャンも大変、興味深い国なので、国際社会としてはなんとか止めなくていけない事態だと思います。
本記事でアルメニアで前から素晴らしいワインがあったので紹介です。
このように大国の狭間にある複雑の歴史の中で独特の個性を持っているアルメニアですが、素晴らしい国なので、キャッチーな紹介とアルメニアのザクロワインについて紹介します。
日本でも購入できて、エチケットも素敵なので、是非トライしてほしいです。
ノアの方舟がたどり着いたアルメニア
アルメニアはトルコに国境を接している隠れたワイン産地で自分が一番知っている有名な事項というと、旧約聖書でノアの箱舟がたどり着いたと言われる場所。富士山にそっくりなアララト山があり、それゆえ、ワインの生産が有名です。また、ブランデーも有名です。
以下がアララト山ですが、本当に富士山にそっくりですね。
アルメニアのザクロワイン
ザクロはアルメニアのシンボルのひとつで、ザクロを使ったワインもポピュラーで、ザクロワインを生産しているそうです。自分もカクテルを作る時によくつぶして作っていましたが、とても綺麗な色なんですよね。
結婚式の際に父親からもらったザクロを1日一粒食べると子宝に恵まれる、という縁起物だそうです。
アルメニア・ポメグラネート(ザクロワイン)
今回、購入したのは上記のアルメニア・ポメグラネート(ザクロワイン)で、贈答品にもぴったりなエチケット。実は、アルメニアの国民的な果実であるザクロだけでなくと、土着ぶどう品種アレニをブレンドした、珍しいザクロワイン。
ザクロ特有の渋みは穏やかで、ほど良い甘さのワインです。
食前酒やデザートとして、ロックでもいいですね。ボトルの綺麗なので、パーティへの持ち寄りや、贈り物にも喜ばれること請け合いなので、買ってしまいました。
アルメニアを代表する赤ワイン品種”アレニ”
アレニはアルメニアを象徴する赤ワイン用品種で、クロアチアだとプラバッツ・マリみたいな感じですかね。
古代から存在する品種で、ヴァヨッツゾール地方というところを原産といるそうです。
寒暖差に耐性を持ち、大半は山がちなヴァヨッツゾール地方で生産されますが、稀にアララト盆地産のものも見られます。
辛口からセミスイート、ロゼ、テーブルワインから樽熟成の高級ワインまで、用途は幅広く、単一品種のほか、ブレンドされる場合もあります。
ワインは赤系果実の風味が際立ち、渋みが少なく、果実味と酸を併せ持っており、標高により表情が大きく変わります。
アルメニア土着の品種ですが、その特徴から、しばしばピノ・ノワールとサンジョヴェーゼの合いの子とも表現されます。
ヴァヨッツゾール地方にあるアレニ村は、毎年10月には大規模な収穫祭で盛り上がり、近郊のアレニ洞窟では、6100年前のものとされる、世界最古の醸造所跡が近年発見されています。
個人的には、ジョージア、アルメニア、2カ国は隠れたワイン名産地として注目しているので、これから夏場の赤でも白でもない時にはおススメですよ!値段も庶民でもデイリーに手を延ばせる価格ですね。