コロナウイルスパンデミックの影響で3月のクロアチアへの観光客が75%減少

ザグレブ観光
 

 

スプリット(写真:Spencer Davis)

 

 eVisitorのデータによると、

3月のクロアチアの観光客数は118,200人で例年より75%減少

しました。75%というのは、観光業に頼っていたツケがいよいよ始まってしまったなという感じです。ただえさえ、若い人の失業率が高い中で、日本も他の国を静観視できないですが、強烈な数値です。1泊の滞在数は53%減少し、クロアチア政府観光局(HTZ)のディレクター、クリスチャン・スタニッチ氏は、コロナウイルスが観光に悪影響を与えたと語りました。

まあ、日本もひどいけど、外出したら、悪人扱いされますから当然の数値かと思います。それでも、11万人もきたのかとも思えます。

2020年の最初の3か月で、635,000人の観光客がクロアチアを訪れ、ほぼ190万泊を過ごしました。これは、2019年の同時期と比較しそれぞれ、33%と24%の減少です。これを考えると、いかに3月の減少が著しいかわかります。

3月の118,200人の観光客のうち、約65,000人が外国人観光客であり、2019年3月と比較して80.3%減少しました。

最も多く宿泊しているのは国内の観光客と、ボスニア、ヘルツェゴビナ、ドイツ、スロベニア、オーストリアからの観光客が占めています。そう考えると本当にクロアチアと縁があり、近辺の国からしかきていないことが、分かりますね。

53,300人の国内旅行者がいて、238,800泊をもたらしました。これは、2018年3月と比較してそれぞれ60.7%と24.2%の減少です。

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クロアチアの夏の観光予報には時期尚早

スタニッチ氏は、現時点ではピークシーズン(7月、8月、9月)の需要を予測するには時期尚早であり、コロナウイルス感染者が減少すれば、クロアチアを安全な国として推進し、観光客受け入れのために集中的に政策展開したい考えですが、飛行機で海外からくる観光客よりも車で国内に入ってくることのできる近隣諸国の需要喚起がポイントになると述べています。