こんばんは。海事代理士のらきてぃっちです。
算命学の陽占法には、先の十大主星(じゅうだいしゅせい)
ともう一つの最重要項目。十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)というものがありましたね。今回は、
十二大従星(後編)について説明したいと思います。
十二大従星は文字通り十二個あり、人が生まれてから死んでお墓に入り、あの世に行くまでを表しているということでした。命式図は以下
点数が低い人は、現実社会のストレスに弱く、点数が高い人は、現実社会のストレスに強い傾向があります。長くなるので、今回は以下6種類でいきます。
天将星、天将星、天胡星、天極星、天庫星、天馳星
◆天将星(てんしょうせい)頭領の時代 12点
天将星は12種類の中で、最高のエネルギーを持っているので、リーダーの星とも言われています。豊かなキャリアを持つ50代等、人生の頂点をあらわします。一つの世界を極めるエネルギーということになります。どんなことでも一つのことを極めるのは並み大抵のことではありません。このエネルギーを生かすには若い時の苦労が大事になります。他人の痛みや、悲しみ、喜びを知り、リーダーとなります。運勢は大器晩成型。この星を子供時代に持っている時は、過保護な環境であるとエネルギーが閉じこもったまま、不完全燃焼になり、自己中心的な子供になってしまいます。
初年期の時代は子供時代に最強のエネルギーがあるので、水泳やサッカー等エネルギーを消化できるようなことをすると吉です。
中年期にある場合は、ぴったりの星なので、そのままの現象があらわれますが、若い時に苦労した人だけです。若い時に苦労しないと、人間関係や仕事、家庭で苦労します。忙しかったり、ハードルが高いほど、満足度も得られます。
晩年期にある場合は、パワフルなお年寄りで、現役でバリバリ仕事していたい人ですので、晩年期にある場合は人生設計を考えておくとよいです。
◆天堂星(てんどうせい)老人の時代 8点
天堂星は60歳代の、老人の仲間入りをした時代です。運気は天将星を頂点にして下がっていきます。老人といっても若さはありますが社会における役目が終わってきており、その道を譲り渡すことが使命です。なので、引っ込み思案で地味な印象があります。人生の山を乗り越えてきたため、信頼されるだけに面倒な仕事を任されやすくなるため、粘り強く人生を過ごしていけば、能力は認められます。
初年期にある場合、子供に老人の星が回ってくるので、大人っぽい子供になるので、真面目で勤勉で融通の利かない常識人。引っ込み思案で自制心が強いのおもいきった行動ができません。自負心はあるので、自分なりの世界を作り、着実に力を身につけていきます。年下や同年代からは頼られる親分的な存在になります。
中年期にある場合、年寄りの星が回ってくるので、基本的に大きな変動はありません。補佐的な立場を守っていれば、安定しますが、トップになってしまうと波乱に満ちます。着実に歩むようなポジションがいいです。
老年期に有る場合は若いひとにゆだねて、子供から老人まで好かれるタイプです。
◆天胡星(てんこせい)病人の時代 4点
天胡星は病人の星で現世の最後を表します。病気になりやすいので、肉体労働はあまり向いていません。時間と場所を超えた夢の時間に生きているので、空想と現実をつなぐ力をもっているので、後世に認められるような発明をするようなことを成し遂げるので、死と向き合うような苦しさもありますが、崇高な精神を持っています。利害関係が絡むようなことには不向きで、繊細なクリエイティブを発揮する星です。
初期に有る場合は、神経過敏になりやすいのが特徴ですが、音楽が人生の友になります。普通の人からすると大人っぽくて風変わりですが、不思議な世界に興味を持ちます。
中期に有る場合は、夢見る星が中年期に回ってきているわけなので、どこか現実の生活としっくりいかないところがあります。夢を売る仕事、ミュージシャンやプランナーなどの場合はハードですが、満足はできますが、体がついていけません。
晩年期に有る場合は、自然な姿です。健康であれば、退屈のないですし、好きな趣味に没頭したり、海外に出かけたりと穏やかな晩年となります。
◆天極星(てんきょくせい)死人の時代 2点
天極星はエネルギーが帰ってしまうので、女性が結婚して、嫌になってしまうとすぐ家に帰ってしまうような現象がおきます。また、欲がなく何事にも束縛されない自由な生き方をします。水のようにだれとでも付き合え、変化にも柔軟です。現実に密着した商売な不向きで、哲学、宗教、心理学などの専門が向いています。
初年期にある場合、親の人生と対照になります。自分がうまくいっていれば、親は苦しく、親がうまくいけば、自分は苦しくなりがちです。
中年期に有る場合は、働き盛りなのに、現実とのギャップに苦しめられることになります。
晩年期にある場合は、悟りの境地に至ったようなかわいい年寄りになるので、年下から好かれます。
◆天庫星(てんくらせい)入墓の時代 5点
これは墓を象徴します。先祖の供養をしなくてはいけない使命を持っています。長男的な役割を果たすために家系の本流を歩むことになります。親の方に片寄っても、兄弟の方に片寄ってもうまくいきません。あくまで中庸を保つ星です。正直で頑固で一本気な性格。自分信じる道あらゆる困難を排除して、突き進む力があります。一度熱中するとどこまでも深入りしていきます。探究心が旺盛で凝り性です。そのため世渡りがうまくないのですが、不思議を嫌われたりしません。一途な純粋さが人間的な魅力になります。世渡り下手を人間的な魅力でカバーすれば、探究心旺盛な人なので、歴史学や考古学の分野で才能を発揮します。
初年期にある場合は、現世の最後を表しますので、親の運勢が最高潮の場合は、ひ弱になったり、大きな病気になったりしますが、この天庫星は先祖の加護があるので、窮地では救われます。性格は大人びて芯の強いところがあり、真面目な努力家です。このすぐれた集中力と凝り性を生かし、一つのことをやり遂げれば、かならず役に立つはずです。
中年期に有る場合は、親の供養をしきっていきます。奉仕的な生き方をしている分には安定します。自己中心的な生き方をしてきた人には、中年期に不満が爆発したりします。
晩年期に有る場合は、頑固で一本気な性格が災いを呼ばないように。
◆天馳星(てんそうせい)あの世へ~ 1点
この星はあの世なので、エネルギー無限ですが、瞬間的な力はあるのですが、持続性がありません。新規事業の立ち上げなど、変革を実行しなくてはいけない時になくてはならないパワーです。同時の複数の作業をしたり、ハードな中に自分を追い込むことで、才能が磨かれます。
初年期に有る場合は波乱含みになりがちですが、発想がユニークで遊びに勉強にデートにと変化に富んだ忙しい青春になります。
中年期に有る場合は、運勢の谷間の時代で家庭崩壊につながりやすいです。
波乱が起きやすいので、短気にならないことですが、この星は土壇場にものすごい力を発揮するので、災い転じて福となす。災難を乗り越えて、飛躍しましょう。
晩年期にある場合
多忙星と言われるので、体力が衰えるにつれて、穏やかになってしまいます。無理しない生き方がいいので、身勝手な生き方を通すと孤独になりがちです。