日本ソムリエ協会のワインの3つの資格の違いは?

ソムリエ試験

こんばんは。ソムリエのらきてぃっちです。
[本記事のミッション]

日本のソムリエ協会では、「ソムリエ」「ワインアドバイザー」「ワインエキスパート」の3つ資格があるが、資格内容の違いが良く分からないと思うので解き明かします。

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1.ソムリエ

飲食サービス業界で働くプロフェッショナルのための資格。受験資格の条件を満たさないと受験できない。認定試験は年に1回行われる。

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2.ワインアドバイザー

主に酒類業界などで働く、プロフェッショナルのための資格、受験資格の条件を満たさないと受験できない。認定試験を年1回行われる。

3.ワインエキスパート

一般のワイン愛好家を対象とした資格で、20歳以上という年齢制限を除いて特に、条件はありません。認定試験は年に1回行われます。

プロにはプロ、アマチュアにはアマチュアの資格

日本ソムリエ協会(JSA)の呼称資格はそれぞれ、職業を経験による受験資格が定められています。ワイン愛好家のための資格である、「ワインエキスパート」は、条件なしで誰でも受けることができるが、「ソムリエ」「ワインアドバイザー」の場合はそれぞれ現役のプロフェッショナルの資格。受験するには、一定の実務経験が必要です。「ソムリエ」はホテルやレストランなどの飲料、サービス業で5年以上の実務経験があり、現在の従事していることが求められます。「ワインアドバイザー」は、酒類の製造や、販売、専門学校の講師として、3年以上の経験があり、現在も従事していることが求められます。JSAのワインの呼称資格を取得しようと思ったら、まず最初に自分の職業と照らし合わせて、チェックすることが必要です。

どの資格も難易度は同じ!

そもそも、JSAがソムリエ試験をスタートさせたのは、1985年のことでした。当初は141人受験で121人が合格という小規模なもので、飲食業界の中でしか知られていないものだったそうです。

ワインアドバイザーの呼称資格はその翌年1986年に誕生。ワインブームの到来で酒類業界においても、ワインの品質の判定をてきる人材が求められました。

ところが、プロに混じって、ソムリエやワインアドバイザーの資格を取得しようとする、ワイン愛好家はあとをたたなかったのです。ワインの知識を公に判定する試験は他になく、ワイン愛好家にとって、これらの資格保有者の証である葡萄のバッジはワインの知識とワインの品質判定に優れた知識を持つものように受け取られたました。

ワインエキスパート受験に際し、職業や実務経験などは一切問われない。唯一の受験資格が「ワインの品質判定に的確な知識を持っている者、20歳以上」というものです。つまり、ワインを愛する人ならば誰でも受けられる資格なのです。しかし、試験の難易度はソムリエやワインアドバイザーと全く同等です。1次、2次試験のレベルも同等なので、たやすいものではない。つまり、どの資格のステイタスも同じだが、やっぱりなんかソムリエが別格な感じはしてしまいますね。5年間飲食店で働くのって結構、身が粉になりますから、それぐらい差別化がほしいですよね。

まとめ

このように3つの違いは資格を取得しようとするものが、どのような形でワインに関わっているのか!?ここがポイントでした。