ワインの国クロアチアとワイン醸造家のレジェンド“グルギッチ”

グルギッチワイン
何世紀にもわたって、クロアチアの地域には独自の物語に基づいた強力なブランドとして独自のワインがありました100年前はフヴァル、そしてダルマチアの至る所に住んでいた主要な産業の源はワインでした。ほとんどすべての家には、ワインが生産され保管されるコノバというワインセラーがありました。

プラヴァッツ・マリ、テラン、クリェナク、バビッチ、グラシェヴィナ、ポシプ、マラシュティナ、ボグダヌシャは、全国に広がる多くのクロアチア固有のブドウ品種のほんの一部です。

 

 

家の前のテーブルには、おもてなしと友情のしるしとしてワインでいっぱいのデカンタがありました。ワインはすべての公開イベントで広く消費され、パーティーで提供されました。

たくさんのブドウ、ブドウ、ブドウ畑、ワイン自体が、何らかの商標として多くの紋章、物語、詩に埋め込まれています。

マイク・グルギッチさんのような人々のおかげで、クロアチアは世界中のワイン産業の歴史において重要な役割を果たしています。

グルギッチ

95歳にして、アメリカで2018年のジェームス・ビアード賞を受賞した生きた伝説、クロアチアのワイン醸造家のグルギッチさん

クロアチアワイン

Grgich Hills Estate(写真:Facebook)

 

この方はクロアチアならずとも世界的に有名です。伝説的なクロアチア系アメリカ人のワインメーカー、マイク・グルギッチは、2018年にはシカゴで開催された名門のジェームズビアード財団レストラン賞を受賞しました。

ジェームズビアード賞は、アメリカのレストランコミュニティで最高の栄誉に数えられ、「食の世界のオスカー」とも呼ばれます。

カリフォルニア創生期、偉大なる醸造家として語られるのが、マイク・グルギッチ氏。クロアチア出身の彼は、ボーリューの技術者、モンダヴィの主席醸造責任者、そしてシャトー・モンテリーナではワイン・メーカー兼ビニヤード・マネージャーとして活躍。そして1976年米仏テイスティング対決にてトップを勝ち取ったのが、マイク・グルギッチ氏が手掛けたシャトー・モンテリーナのシャルドネでした。現在、シャルドネ・フュメ・ブラン、ジンファンデル、そしてカベルネ・ソーヴィニオン等を生産、グルギッチ家と資産家ヒルズ家の共同経営。

カリフォルニア州で”Grgich Hills Estate”を所有し、95歳になったMiljenko Grgichは、Outstanding Wine、Spirits、またはBeer Professionalの賞を受賞しました。

グルギッチさんはクロアチアのダルマチア海岸生まれ、ザグレブでブドウ栽培とワイン学を学びました。彼はカリフォルニアのワイナリーからの仕事のオファーを受けた後、カナダとドイツを経由して30代にアメリカに移りました。

彼はカリフォルニア州ラザフォードに自分のワイナリーGrgich Hills Cellarを設立しました。ワイナリーは366エーカーのブドウ園を所有し、毎年7万ケース以上のワインを生産しています。ワイン産業への貢献が認められ、GrgichCulinary Institute of AmericaVintner’s Hall of Fameに就任しました。

ポシップも手掛けるグルギッチさん

 

グルギッチワインもちろん、アメリカが長いですから、シャルドネとかカベルネみたいな国際品種主体に手掛けているのですが、グルギッチさんの名前でポシップも作っています。
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クロアチア国歌にも記載があるワイン

ワインは、クロアチア国歌「Lijepanašadomovino」と歌詞にも記載されています。

クロアチアがワインの国であることは間違いありません。

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クロアチアのワイン文化はビールを飲む文化によって深刻な影響を受けているという事実も

大手ビールメーカーが生み出した強力で継続的なマーケティングは、大衆の行動を変えてきているのも事実です。

サッカーなんか特にそうですけど、あらゆる面でビールのコマーシャルに囲まれています。クロアチア人の考え方では、ビールなしでサッカーの試合を見ることはほとんど想像できません。

もちろん、ビールの楽しみと生産を止めることではありません。選択肢があり、競争がなければなりません。

クロアチアは観光国です。すべての分野でブランディングに多額の投資をする必要があります。ワインのブランディングは間違いなく重要な分野の1つなんです。日本だとクロアチアビールよりはまず、ワインの方がヒットすると思っています。

クロアチアワイン

(写真:ドゥブロヴニクフェスティワイン)

ワインの物語は無限にあり、非常に多くの側面が含まれており、貴重なポイントがあります。自然と人間のタッチと古代の伝説など。

ユネスコ保護文化遺産「スタリグラード平原」は、2400年前にギリシア人によって主にぶどう畑の平原として設立されました。

スタリグラードプレーン(写真:Starogradsko-polje.net)

ワインの生産がなければ、耕作地として姿を消し、その主な目的を失う危険があります。

この記事では言及できないほど多くの議論がありますが、日本におけるクロアチアワインシーンの変化も感じていますので、より多くの日本人が味わって頂きたいと思います。

なにしろ、クロアチア代表チームのキットは赤と白のチェックで、赤と白のワインの象徴また、日本の国旗と同じですから、クロアチアがワインの国であるという事実を世界に紹介するのに悪くないと思いますね。

サッカークロアチア代表

http://modric19.com/32-croatia-chigasaki