海事代理士受験 科目別勉強法 憲法、民法、行政法&国土交通省設置法

こんばんは、シェフのらきてぃっちです。

 本日は、海事代理士試験に受かるために、科目ごとに解説していこうかと思います。筆記試験はちなみに220点満点で、6割は超えたいところです。

憲法、民法、商法、

このあたりは国家資格である以上は最低限は求められてしまうところで、レベル的には国家公務員試験より全然楽で、特に憲法は点はとりやすいと思うのですが、自分は下手に12年前にかなり、やりこんで勉強していたことからモチベーションがあがらない教科で、軽視していて、本番10点中、5点でかなり、もったいないことをしてしまいました。少し、真面目に復習するべきでした。時間がある方は公務員試験の問題を解いておけば、対策は十分過ぎる!?かなと思います。最後にまとめて、やることをおススメします。

ただ、法学が全く初めてという方は、民法、憲法の面白さを知ることなく、ただ、試験対策だけやるので、苦痛な科目になってしまうかもしれません。少し、つめて勉強すると面白いはずの科目です。

 

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憲法の出題傾向と対策

憲法の配点は10点なので、7点くらいとれるだろうと臨んでいました。出題形式は空欄補充と正誤式です。

憲法は、日本の最高法規であり、憲法に違反する法令等は無効となることを規定しています。また、基本的な人権の尊重、国民主義、平和主義を三大原理として定めており、全部で103条あります。昭和22年から一度も改正が行われていません。

憲法は法学、3科目の中では、比較的条文が少なく、馴染みやすいので、過去問を中心に繰り返して勉強していけばいいと思います。自分は5点だとは思いませんでしたが….

出題は全103条の条文の中から、まんべんなく出題される傾向にあります。出題形式は条文の空欄補充と○×正誤問題が中心になっています。複数の問題分のなかから正しいものをを5つ選ぶような問題が出ました。一つ一つの正誤を確実に判断できる力も養い、また、判例からも出題されます。自分は判例系ばかり得意で、基本的な言葉のあやでひっかけるところでまんまと失点しました。

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民法の出題傾向と対策

民法は憲法と違い、1044条もあります。総則、物権、債権、親族、相続と分野も多岐にわたります..配点10点で、これをどこまで、やるかはかなり考えものです。空欄補充、正誤式が多いですが、最低限の勉強で、あとは海事主要四法(船員法、船舶職員及び、小型船舶操縦法、船舶法、船舶安全法)にまわしていった方がよいのでないかと思います。

公務員試験や大学等で、勉強していた方は是非、復習して、点を稼いでほしいですが、いちからやる方は、テキストと過去問の一読で、あとは山を張って回答するのも手です。幸い、足切りというものはありません。

商法の出題傾向と対策

商法は憲法よりは若干、難しいですが、民法より点はとりやすいと思いました。商法は近年、大改正で、会社法や保険法が次々と独立して、現在は総則と商行為、そして海商に関する規定が置かれています。海事代理士試験では、商法は海商法だけ出題されるのみです!

ただ、海事法規を読んでも、面喰うところではあるのですが、いまだに文語体っていうんですか、明治時代の五箇条の御誓文とか、民選議員設立建白書であったようなカタカナ条文ばかり…..

船舶法や船舶安全法を同じく、馴染みにくい印象があります。その辺が問題ですかね。200条弱の条文から、船舶所有者、船長、運送など専門知識を勉強できるので、モチベーションはあがりました。

海商の基礎的な部分を学ぶには悪くないですよ。海損、海難救助、保険、船舶債権者など、いわゆる海事取引や国際的な取り決めに関することも多いので、今の仕事でも役にたっています。これらは一般の人には身近ではないかもしれませんが、自分は身近な部類??に入るのですが、海難事故を想定しながらやっていくとイメージがつきやすいです。

出題形式は、空欄補充と正誤形式なのですが8点くらい狙えるんじゃないかとおもいますで、民法の分をり返す気でいったらいいと思います。3科目で目標は8点、5点、8点ですかね。続いて、

国土交通省設置法

これは、真面目にいけば、10点満点狙えます。

もどりっちは10点とりました。出題形式は正誤式と選択式です。

国土交通省設置法は、その掌握事務と組織を定めた法律で暗記してしまえば、チャリーンと聞こえてきそうくらい得点できます。国土交通省は海事代理士を所轄する省であります。業務上でも、地方運輸局への申請・届け出が多く、海事代理士法の重要な科目ですよ。

出題範囲は国土交通省設置法、国土交通法組織令、国土交通省組織規則、地方運輸局組織規則といった政令、省令から出題されています。

傾向としては、例年、都道府県名から、管轄する地方運輸局の名称および、運輸局の都道府県名から管轄する地方運輸局の名称、これはかなり点はとりやすいです。運輸局の所在都道府県を記述させる問題、事務の内容から掌握する地方運輸局の内部組織を選択させる問題が出題されます。これは、海事代理士の業務の多くが、地方運輸局における許認可申請であるので、それらの手続きを扱う部署を把握している必要があるので、地方運輸局の内部組織の管轄事務に関する問題が出題されています。

筆記試験対策については最優先事項としては、各地方運輸局の管轄地域や事務(特に、海事振興部と海上安全環境部)について理解してください。簡単なだけに、しっかり理解して、高得点をねらっていきましょう。

ちょっと疲れた時とか、息抜きに国土交通省設置法を勉強したりしてました。あんまり、頭使わなくていいので。